刑務所にいる間の年金の受け取り・支払い(免除)、そして選挙権はどう扱われるのか解説していきます。
この記事のポイント
- 受け取る側:収監中は年金や障害給付は受け取れません。受給を止めるための申請が必要で、未申請で受け取ると後で返金を求められることがある。
- 支払う側:年金の支払い義務はあるが、所定の申請で免除される。申請には在所署名が必要(出所の際にもらえる)。
- 選挙権:禁錮刑以上の場合、選挙権は無くなります。役所へ連絡が入るため投票用紙は届きません。
年金の「受け取る側」:収監中は受給できない
刑務所に収監されている間は、年金や障害給付は受け取れません。このため、受給を止める申請をきちんと行う必要があります。申請せずに受け取ってしまうと、後で返金を請求されるケースがあります。
背景として、収監中は税金で衣食住が提供されているため、同じ期間に年金等の給付を受け取ることはできない扱いになっています。
年金の「支払う側」:申請により支払いは免除される
年金は本来支払いの義務がありますが、刑務所にいるあいだは申請によって免除されます。収監中は基本的に収入がないため、免除申請を必ず行いましょう。
この申請には在所署名が必要です。在所署名は出所の際にもらえるものなので、受け取り後に手続きを進めてください。
選挙権:禁錮刑以上は選挙権が無くなる
禁錮刑以上にあたる場合、選挙権は無くなります。そのため、投票用紙は自宅に届きません。これは、刑務所から住民票のある役所へ連絡が入り、投票権が無い扱いになるためです。

あなた
情報共有されてるって思うと気持ち悪いなぁ💧
手続きのチェックリスト
- 受け取り停止の申請:年金や障害給付を受け取らない手続きを行う。
- 年金免除の申請:収監中の年金支払いは免除されるため、免除申請を行う。
- 必要書類:在所署名(出所時に受け取る)を用意する。
- 出所時の対応:在所署名を受け取り、速やかに申請を進める。
よくある質問(FAQ)
Q. 申請せずに給付を受け取ってしまったらどうなりますか?
A. 後から返金を請求されることがあります。受け取り停止の申請を行いましょう。
Q. 年金の支払いは必ず免除されますか?
A. 年金の支払い義務はありますが、所定の申請で免除されます。申請の際は在所署名が必要です(出所時に受け取る)。
Q. 収監中に投票用紙が届かないのはなぜですか?
A. 刑務所から住民票の登録先の役所へ、投票権が無くなった旨の連絡が入るためです。
以上のとおり、「受け取りは停止手続き」「支払いは免除申請」「禁錮刑以上は選挙権なし」という3点を押さえておけば迷いません。該当する場合は、在所署名を受け取ったうえで速やかに手続きを進めてください。
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