日本テレビ系で放送されたドラマ『invert 城塚翡翠 倒叙集』。清原果耶さん演じる霊媒探偵と、瀬戸康史さん演じる殺人鬼・香月史郎の対決は圧巻でした。しかし、我々「東京拘置所マニア」が最も注目したのは、瀬戸康史さんが収容されていた「拘置所内部の再現度」です。
城塚翡翠シリーズと「香月史郎」の収容状況
相沢沙呼さんによる傑作ミステリを実写化した本作。瀬戸康史さん演じる香月史郎は、未決(裁判中)の状態で東京拘置所に勾留されている設定と考えられます。ドラマ内の独居房(独房)のセットは非常にクオリティが高いものでしたが、実際のルールと照らし合わせると「ありえない」間違いが3つ隠されていました。
【検証】プロが見つけた拘置所セットの「3つの間違い」
1. 食器口と「配膳受け」の欠如
ドラマのドアには、食事を差し入れるための「食器口」はありましたが、その外側に付いているはずの「配膳受け」がありませんでした。
実際には、食器をスムーズに受け渡し、かつ中からの視線を遮るための受け皿が設置されています。これが無いと、刑務官も配膳が非常にしにくいのです。
2. 壁にポスター(掲示物)は厳禁
劇中では左側の壁にポスターが貼られていましたが、拘置所において壁に何かを貼る行為は絶対に許されません。
例えそれが更生のための標語や体操の図解であっても、裏に何かを隠したり、自傷行為に繋がったりする恐れがあるため、私物はすべてクリアファイル管理が基本です。本来、その位置にあるのはポスターではなく「洗濯物を干すためのフック」だけです。
3. 最大の間違い:頭の向きが逆!
最も「経験者」が違和感を覚えたのは、香月史郎の寝方です。瀬戸康史さんは扉の反対側に頭を向けて寝ていましたが、東京拘置所では「頭は必ずドア側」と決まっています。
これは、夜間巡回する刑務官が、覗き窓から「収容者が生きているか(呼吸しているか)」を一瞬で確認するためです。逆向きに寝ていたら、即座に叩き起こされて厳重注意を受けます。香月史郎のような「大物」でも、このルールからは逃れられません。
まとめ:ドラマを楽しむための「リアル」
細かな違いはありましたが、報知器(呼び出しボタン)の形状やラジオの音量つまみなど、驚くほど忠実に再現されている部分も多いセットでした。こうした「リアルな拘置所ルール」を知った上でドラマを観返すと、香月史郎がいかに過酷な環境でプライドを保っているかがより深く理解できるはずです。
街角相談所 -探偵-原作小説は、ドラマ以上の衝撃が待っている傑作です。また、拘置所での退屈な時間を潰すために、実際の収容者がどんな本を読んでいるのか興味がある方は、当サイトおすすめの差し入れリストもぜひ参考にしてください。
【原作小説:驚愕の結末をその目で】
【待ち時間を忘れる:当サイト一番人気のパズル本】
もし、大切な家族が事件に巻き込まれ、ドラマのような法的トラブルに直面している場合は、一人で悩まずにプロの調査や法律の専門家に相談することをお勧めします。早期の対策が、再出発への近道となります。
コメント