刑務所に入ることが決まった——そんなとき、「何を持っていけるのか」「何を準備しておくべきか」って、意外と情報がないんですよね。
このページでは、在宅起訴や保釈明けなどで自宅から出頭するケースを中心に、実際の体験をもとにした持ち物リストと準備のポイントをまとめています。
【最重要】東京拘置所で「居室に入れた物」は移送先の刑務所でも使える
これ、知らない人が多いんですがめちゃくちゃ大事です。
東京のケースでは、まず東京拘置所に収監されて、そこから配属先の刑務所に移送されます(1週間〜2ヶ月後)。このとき、「前の施設で居室に入っていた物は、移送先でもそのまま使える」という運用があります。
つまり、最初に東京拘置所で居室に入れておくかどうかで、その後の刑務所生活の快適さが全然違うということ。ここが準備の最大のポイントです。
出頭から刑務所に入るまでの流れ
- 検察へ出頭(在宅起訴・保釈明け等のケース)
- 東京拘置所に収監(ここで持ち物の検査・居室入りの判定)
- 数週間〜2ヶ月後、配属が決まった刑務所へ移送
出頭時に持参した荷物は、受け入れ時に検査されます。居室に入れてOKなものと「領置」(ロッカーのようなもの。出所時に返却される)に分けられます。
刑務所に持ち込めるもの・持ち込めないもの【完全チェックリスト】
ここが一番知りたいところだと思います。実際の運用に基づいてリストにしました。
✅ 持ち込みOK(ほぼどの施設でも共通)
- 本・雑誌:一度に3冊程度の冊数制限あり。書き込みや線引きがあるとNGになる場合があるので、新品か綺麗な状態で持参を。漫画ももちろんOK
- 成人雑誌:多くの刑務所で持ち込み可能(少年刑務所は除く)。ただしDVD付き雑誌のDVDは検閲時に取り外される
- 白Tシャツ:黒は不可。迷ったら白無地一択
- 下着パンツ:柄物は不可。こちらも白無地で
- メガネ・メガネケース:最近ではコンタクトレンズも使用可能に
- 現金:居室には入らず管理されますが、持ち込みは可能。上限は特になく、実際に毎月100万円が差し入れされていた例も
- 切手:手紙を出すのに必要。ただし封筒は不可(中で購入)
⚠️ 施設・担当者の判断で分かれるもの
- ヒートテック:「長い下着」に該当するかどうかは担当者判断。よくもめるポイントです。冬場に入る場合は持っていく価値はありますが、ダメと言われる覚悟も必要
- 歯ブラシ:東京拘置所ではOK。3本程度持参を強く推奨。理由は後述
❌ 持ち込みNG(施設内で購入が必要)
- ノート・便箋
- ボールペン
- 短い靴下
- 薬
- 食べ物全般(口に入るものは一切NG)
- シャンプー等の液体(薬剤混入防止のため。施設の売店で買ったものだけ使用可能)
- 電動歯ブラシ・歯間ブラシ
刑務所に入る前に買っておくべきもの
上のリストを踏まえて、出頭前に用意しておくべきものを具体的に紹介します。
歯ブラシ(最優先!後から差し入れできない刑務所も多い)
東京拘置所では市販の歯ブラシを持ち込めますが、刑務所に移送されると差し入れ不可になることが多いです。
中で買える歯ブラシは種類が1種類しかなく、サイズや硬さが自分の好みと合わないことも。勾留中は歯医者に行くにも時間がかかるので、虫歯になるのは恐怖です。
最初に3本程度、自分に合ったものを持参しましょう。これは本当に大事です。
白Tシャツ・白無地の下着
衣類は白無地が鉄則。黒や柄物は入らないと思ってください。Tシャツは何枚か用意しておくと安心です。洗濯事情は施設によって異なりますが、東京拘置所の場合、下着以外は基本的に洗濯してもらえないので注意。
本(暇つぶしの生命線)
刑務所の中はとにかく暇です。本は最も重要な持ち物と言っても過言ではありません。一度に持ち込める冊数には限りがあるので、長く楽しめるものを選ぶのがコツ。
実際に中にいた人たちに聞いた人気の本はこちら:
元刑務官が明かす東京拘置所のすべて
拘置所の日常がリアルに書かれており、中にいる本人も「あるある」と共感できると好評。これから入る人が読めば、生活のイメージがつかめます。
もっとおすすめを知りたい方はこちら:
冬場に入る場合:毛布は必須
施設で配られる毛布は畳のように硬くて、暖かくなくて、汚いです。東京拘置所の冬はほぼ外気温に近いくらい寒いので、柔らかい毛布は本当にありがたい存在。シングルサイズ限定です。
お金はいくら準備しておくべき?
現金は持ち込み可能ですが、居室には入らず施設側で管理されます。管理された現金から、中で購入手続きをする形です。
中では便箋・ボールペン・ノートなどの文房具、お菓子、新聞、本などけっこう色々なものが買えます。お金さえあれば大抵のものは手に入るので、現金の準備はしっかりしておきましょう。
家族・知人に伝えておくべきこと
自分が中に入った後、外にいる人ができることも多いです。出頭前に以下のことを伝えておくと、中での生活が格段に楽になります。
- 差し入れのルール:何が差し入れできて、何ができないか。食べ物は一切NGなど、知らないと無駄足になります
- 面会の方法:平日のみ、予約不要、身分証が必要な場合もある
- 現金の差し入れ:外から現金を追加で差し入れることも可能
- 手紙の送り方:接見禁止がついている場合は制限あり
家族向けの情報はこちらの記事にまとまっています:
刑務所に入る前の準備チェックリスト
最後に、出頭前に確認しておくことをまとめます。
- ☑ 歯ブラシ3本(後から手に入らない可能性あり)
- ☑ 白Tシャツ数枚(黒・柄物NG)
- ☑ 白無地の下着パンツ(柄物NG)
- ☑ メガネ・コンタクト(必要な人)
- ☑ 本・雑誌(長く楽しめるもの。3冊程度)
- ☑ 切手(手紙を出すために必要)
- ☑ 現金(中での購入用。管理下に置かれる)
- ☑ 冬場なら毛布(シングルサイズ)・ヒートテック(入るかは担当者判断)
- ☑ 家族に差し入れルールと面会方法を共有
よくある質問(FAQ)
Q. ノートやボールペンは持っていけない?
A. 持ち込み不可です。施設内で購入する必要があります。便箋も同様です。
Q. ヒートテックは着用できる?
A. 担当者判断です。「長い下着」に該当するかどうかで可否が分かれます。よくもめるポイントなので、ダメと言われても代替の白Tシャツがあると安心です。
Q. 歯ブラシは後から差し入れできる?
A. 東京拘置所では市販品の差し入れが可能ですが、刑務所では差し入れ不可のところが多いです。こだわりがある人は最初に3本持参してください。
Q. 食べ物は持っていける?
A. 一切NGです。口に入るものは持ち込みできません。中でお菓子等は購入可能です。
Q. 薬は?
A. 持ち込み不可です。必要な薬は施設の医師の判断で処方される形になります。
Q. 携帯電話は?
A. 当然ですが持ち込みできません。領置として預けられ、出所時に返却されます。
Q. 出所時の服はどうなる?
A. 「領置」に私服を預けておけば、出所時にそれを着て出られます。家族に領置として服を預けてもらうことも可能です。
まとめ:最初の受け入れで「居室に入れておく」のが全て
刑務所に入る前の準備は、その後の生活の快適さに直結します。特に東京のケースでは、東京拘置所で居室に入れた物が移送先でも使えるので、最初の持ち物が本当に重要。
歯ブラシ・白Tシャツ・本・現金——この4つは最低限、忘れずに準備してください。



コメント