【検証】Amazonプライムで東京拘置所に直接郵送できるのか
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トリビアその他差し入れについて東京拘置所の基礎知識

Amazonから直接郵送で差し入れはできるのか

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東京拘置所にいる未決収容者(=裁判を待っている状態の人)へ、amazonから直接郵送で差し入れすることはできるのかについてまとめていきます。

amazonプライムを利用して直接送ることができれば、送料もかからないので差し入れがとても楽になりますよね。その場合の送付元は誰になるの?接見禁止の場合も差し入れできるの?など、気になる疑問点にお答えしていきます。

Amazonから直接差し入れはできる?

結論から書くとAmazonから直接差し入れをすることは可能です。この場合気になるのはおそらく「送信元、送付者がどういう扱いになるの?」という点だと思います。

Amazonの配達伝票を見ると、送り元はAmazonであって、注文者の情報というものは実は書かれていません。
通常、お届け先注文者は同じであることが多いので気にしたことが少ないと思いますが、あなたが東京拘置所の友人へ差し入れする場合、あなたの名前はどこにも出ないことになります。

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“注文者”の情報は伝票に記載がない

送付人は不明で、送付元はAmazonの配送センターになる

誰から送られてきたのか不明な差し入れですが、留置人にちゃんと差し入れられます

留置人からすると「これ誰からですか…?」状態になります。しかしたとえ聞いても親父(=刑務官)は答えてくれません。というか、刑務官も知らない(書いていない)ので答えようがない、という結果になります。ただし、差し入れしてOKなものであれば、届けることは届きます。

接見禁止がついていても届く!

ここが東京拘置所七不思議の一つと言ってもいいかもしれません。普通接見禁止がついている状態だと、弁護士や、一部の除外申請をした例外(例えば親)しか面会することはできません。

しかし、差し入れに関しては接見禁止は適用されません。つまり一般の友人は(接見禁止がついていても)差し入れができる、ということです。

Amazonで直接差し入れを送る場合の注意点⚠️

注意点① 郵送で差し入れする場合は本を中心に

Amazonで差し入れできると知って、「じゃぁ服や歯ブラシを送ってあげよう」とか、「食べ物を送ってあげよう」と思う方がいらっしゃると思います。しかし郵送で差し入れをするのは基本本だけにしておいた方が無難です。

なぜかと言うと、東京拘置所に差し入れできるモノ・物品はかなり制限があるからです。例えばシャンプーは差し入れできませんし、紐のついている服もNGになります。ルールを破ったからといって廃棄される可能性は低いですが、Amazonの場合は送り主が不明なため、送り主に返送の連絡もできないため廃棄の可能性もゼロではありません。

それに比べて本、雑誌は基本NGになることはありませんからAmazonからダイレクトの郵送での差し入れに適していると言えます。

注意点② 本は一度に3冊まで

近年、段ボールでまとめて漫画を差し入れする人などがいて、東京拘置所の本の差し入れ数はかなり厳しくなってきています。「送付者1名につき、1日、3冊まで」これを守らないと、送付者に連絡がいき、最悪の場合は返送されます。
今回のテーマは「東京拘置所へAmazonから直接郵送できるか?」ですが、amazonの場合は注文者もわからないため連絡/返送もできず、最悪の場合差し入れの書籍が廃棄されてしまう危険性もあります。

何度も言いますが、本の差し入れば「1日3冊まで」です。仮に5冊をamazonの郵送で差し入れした場合、二日に分けて差し入れしてくれたりはしません。ルールを破ったものとして廃棄されてしまう可能性があります。

留置所(新宿署や原宿署などの所轄)は、段ボールでまとめて差し入れすることができます。そのため誤解してしまう方が多いのですが、東京拘置所において、この“1回につき3冊ルール”は日増しに厳しくなっているので必ず守りましょう。
AさんBさんCさんがそれぞれの名義で3冊づつ差し入れをすれば、1日で9冊を差し入れすることはルール上は可能です。

注意点③ 食べ物の差し入れはNG。実際に東京拘置所に行かないとダメ

食べ物は東京拘置所専用の「売店」で購入することでしか差し入れができません。これは極端な話、毒殺などを防ぐためです。ですので小菅にある東京拘置所の売店まで足を運ぶ必要があります。

接見禁止がついている場合も食べ物の差し入れはできますが、当然会うことはできないので食べ物を買うためだけに小菅に行くことになります。

指定購買店で有名なのは他に「池田屋」さんという差し入れ店があります。池田屋さんには売店にはないカラムーチョがあります。

注意点④ いつルールが変わるかわからない

amazonからの直差し入れはレターパック代や宅急便代がかからないので、本の差し入れを大幅に楽にすることができます。毎日ピコピコクリックして気になる本を送ってあげることもできます。

一方で、amazon配送のデメリットは「ルールが変わっても東拘が教えてくれない点」にあります。
もし「やっぱり送付人が不明なのって良くないから、amazon直は明日からNGにする!」とルールを変えられた場合も、amazonにあなたの連絡先は記載されていないため、返送も廃棄の連絡もしてくれません。

中の留置人と連絡が取れる場合はちゃんと本が届いているかちょくちょく確認をしましょう。少なくとも弁護士を通じてであれば確認することが可能です。

まとめ

Amazonから直接東京拘置所へ差し入れすることは可能です。郵送料がかからなくなるので大変差し入れがしやすくなりますし、送り主の名前が無しでも届くので自分の名前や住所を書きたくないな、と言う場合にも使えます。

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