コロナ禍が収まりませんが、留置所や拘置所などは人が狭い空間に押し込められ、また換気も少ないことから必要以上にコロナ対策がとられています。
拘置所や留置所ではどのようなコロナ対策が取られているのでしょうか。
留置所
留置所は酔っぱらいや職務質問からの現行犯逮捕など、新しい人の出入りが多いため、特にコロナ対策が意識されています。
2021年には新宿署でコロナが発生し、留置所が一つ閉鎖になる危機を迎えました。
マスク事情
マスクは各留置者に配られ、移動(取り調べやお風呂への移動など)の際は着用が義務付けられます。各留置所によって個別のルールがありますが、部屋にいる時も基本的にはマスク着用が推奨されています。
とはいえ、一日中マスクをさせるのも難しいため、実際はお偉いさんの見回りの時以外は厳しく言われないことがほとんどで、寝る時の着用は義務付けられていません。
官本
官本も多くの人間が回し読みをするため、貸出冊数の規制や、一度借りられた本は消毒する、などの対応が取られました。
こちらについても厳密なルールは各留置所の判断に任されています。
石鹸
殺菌目的で石鹸が各部屋に配られました。元々、お風呂用に各自が石鹸を所持していますが、それとは別に各部屋の洗面所に手洗い用の石鹸が配置されました。
お風呂用の石鹸はロッカーに入っているため、留置者が自由に取り出すことはできないためです。
拘置所
新規の人の出入りが激しい留置所と比べると、拘置所は留置所からの移動が多いため、コロナを持ってくるのは主に刑務官👮♂️です。
マスク事情
拘置所でも留置所と同様に、移動時のマスクが義務付けられています。検事調べや出廷時、また、運動時や面会の際の移動ではマスクが必須です。
こちらも自分の室内でのマスクは義務付けられていません。本を読む際や睡眠時はマスクをせず大丈夫です。
運動
屋外運動がコロナ対策のために減少しました。基本的に戸外運動は平日毎日設けられる予定ですが、コロナの際、蔓延予防の際などは週1や2に頻度を減少することとなりました。
面会の際はマスクを外せる?
せっかくの面会ではマスクを外して顔を見たいですよね。
面会ではマスクを取っていい、というルールはありませんが、基本的にはマスクを取っても見逃してくれる刑務官が多いようです。厳しい刑務官だと口うるさくマスクをするように注意してくる場合もあります。
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