留置所で使われる専門用語/言葉をまとめました。これでいつ中に入っても大丈夫。通ぶることができますよ。
そんな需要一生ないけどな!
留置所では朝の運動の時間に、運動/爪切り/髭剃りが一緒に行われます。
運動場と言っても狭いので運動している人はほとんどおらず、他の部屋の人との交流の時間となっています。(基本的には運動の時間やお風呂の時間を除くと同室の人としか話すことができないためです)
当然一般の方には耳慣れない言葉が多くでてきます。
有名どころをまとめてみました。
パイ
保釈のことです。極道映画で使われていた言葉らしく、ヤクザの方が主に使います。
「パイあるんすか?」は「保釈で出られそうですか?」という意味です。
前
前科の意味です。
弁当
執行猶予のことです。
弁当がある場合は必ず実刑になりますので、特に麻薬で逮捕された場合、弁当があるかどうかは非常に重要になります。大麻で逮捕された場合、基本的に最初は執行猶予が付きます。しかし弁当がある場合は確実に実刑です。
「大麻ですか?じゃぁ執行猶予ですね」
「いや、弁当あるんすよ;(だから実刑確定なんです)」
こんな感じで使われます。
ドラッグ絡みの専門用語
薬物関連は多いので以下まとめてみました。
ロック
シャブ(覚醒剤)を注射する際に、固形のシャブを自分の血液で溶かして常温で注射することを言います。水で薄めずに、一度自分の血を抜いて、それで溶かすため、ロックと呼ばれています。
何gですか?
一度に使う覚醒剤のg数に関してです。当然重症な人ほど一回の使用量が多くなります。
0.1gを超えるようだとかなり中毒レベルが高いなぁという会話になります。
プッシャー
ドラッグの売人のことを指します。
手押し
プッシャーを日本語にしたもので、売人の隠語です。Twitterなどでも#手押しと書いているのはドラッグの売人のことです。注意しましょう。
叩き #タタキ
暴力のことを指します。「お金を払ってドラッグを買う」よりも「売人をボコボコにして奪った方が早い」と考える人も多く、売人も命懸けです。
逆に、ドラッグを買おうとしている客は高額な現金を持ち歩いているため、薬を売られずにボコボコにされてお金だけ奪われるケースもあります。
どちらも”叩き”です。買う方も売る方もリスクがあります。
ドラッグ関係なく、「誰々をボコボコにしてくれ」などの依頼も叩きと呼びます。
料理人
ドラッグを混ぜて新しいドラッグを作る人を指します。主にMDMAなどの錠剤の配合をする人を指すことが多いですが、大麻クッキーなどを作る人も広義の料理人です。
混ぜ物の含有比率はレシピと呼ばれます。
ブリる
「大麻で気分が良くなること」を「ブリる」と言います。
「ラリる」「ラリってる」は聞き覚えがあるかと思いますが、それは大麻/マリファナでは使いません。
大麻信仰者は「大麻は体にいい」「大麻はハーブ」「ドラッグとは一線を画す」と考えている人が多く、「大麻でラリる」と言い方をすると敏感に反応し口論になります。
ラップバトルなどで「ブリブリの」などのワードは大麻をやっていることを指しています。
眠剤 ミンザイ
睡眠剤のことです。留置所、拘置所では希望する人に薬が配られますが、睡眠剤もその一つです。
あまりにきつい睡眠剤は医師の処方箋などが必要ですが、「環境が変わって寝れない」などの理由で軽い睡眠剤であれば配布してもらうことが可能です。
留置で強い睡眠剤をもらうために、事前に病院に睡眠薬を処方してもらう強者もいます。
(過去のお薬手帳などの実績があると許可が得やすいため)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
こんな単語覚えてもなんの特にもなりませんが、留置所の雰囲気を少し味わえたのではないでしょうか。
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