今年も暑くなってきましたが、留置所や拘置所にクーラーや扇風機はあるのでしょうか?
「クーラーがないと熱中症で死んでしまうんじゃ…」
「犯罪者に人権はないのか」
など、夏の暑さに関する疑問にお答えしていきます。
留置所のクーラー事情
留置所は警察署の中にありますので、冷暖房を完備しています。
ですので年間を通じて基本的には快適な温度が保たれています。
当然人によって寒いと感じる温度と暑いと感じる温度は異なりますので、人によっては寒かった/暑かったと評価が別れるかもしれませんが、少なくとも冷暖房は存在し、一般的には快適な温度となっています。
扇風機は人に当てるためではなく、空気を循環させるために使われることがあります。
冬は暖房のせいで空気が乾燥するため、リップクリームや保湿のためのローションなどが購入できる留置所もあります。
拘置所のクーラー事情
拘置所によっても様々なので、ここでは東京拘置所に関して解説します。
東京拘置所にはクーラーや暖房、扇風機はありません。ですので夏は暑く、冬は寒い状態が続きます。
ただし、刑務官が待機している場所には冷暖房が付いていますのでその部屋からこぼれてくる冷暖房が部屋に少し流れ込んでくることはあります。
熱中症対策としてうちわが配られます。
暑さよりも寒さがやばい
夏と言っても、東京拘置所の室内は直射日光を受けない作りになっているため、(窓側にも廊下があり、窓側からも監視できるようになっているため)夏の暑さはそこまでひどくはありません。
下着姿で室内で生活巣ることも許されているので暑いは暑いですが熱中症になるほどではないのです。
逆に冬の寒さは想像を絶します。9月くらいからはもう足元が寒い状況がずっと続きます。
冬はぜひ毛布の差し入れをしてあげてください。
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