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東京拘置所の基礎知識留置所について

留置所と東京拘置所の違い

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所轄の留置所(渋谷署や新宿署など)で留置された後、裁判を待つ身になると東京拘置所へ移送されます。意外と違うことが多いので、東京拘置所と留置所は何が違うのかという質問にお答えします。

🏢東京拘置所は運営が法務省

まず運営の主体が法務省になります。だからなんだというわけでもないのですが。留置所のアホな警察官に比べると、東京拘置所の担当の方がまともな人が多い感はあります。

⚠️弁護士の面会時間が無制限ではなくなる!

これ大事なので頭に書きました。留置所は極端な話、22時に弁護士が来ても、夜中の2時まで面会をしてもOKでしたが、東京拘置所は弁護士であっても平日17時までが原則です。土曜は申請すれば午前中に会えるなど一部例外はありますが、弁護士であっても無制限に会えるわけでは無い、という点は知っておくべきでしょう。

長くなりそうな打ち合わせは留置所で早め早めに、という感じです。

🍛ご飯が100倍美味しくなる

留置所と比べると、東京拘置所のご飯は作り立て、新鮮、ホカホカ、美味しくて最高です。当然シャバのご飯と比べれば肉も少ないですし物足りないですが、留置所の冷たいご飯と比べると天と地ほどの差があります。ですので東京拘置所への移送は基本的に留置所内では良いこととして話されています

👤個室であることが多い

東京拘置所にも雑居(複数人部屋)はありますが、かなりの確率で個室になります。共犯がいる場合はほぼほぼ個室確定です。留置所は人がたくさんいるので雑居が基本でしたが、東京拘置所は個室の方が基本ですので、「誰にも邪魔されなくていい」という人と「誰かと話したい」という人で意見が割れます。

🚃シンプルに遠くなる(ことが多い)

基本的に、逮捕というのはご自身の生活空間周辺で起こることが多いので、東京拘置所がある葛飾区小菅に移送されると、大概の人は遠くに行くことなります。交通の便としても若干不便なので面会などが気軽に行けなくなるのは辛いですね。

🍫食べ物の差し入れが解禁!

食べ物の差し入れができるようになります。留置所では面会に行って、本か服を差し入れることしかできませんでしたからこれは大きな変化です。ただし手作りクッキーや家から持ってきたものを差し入れることはできません。あくまでも東京拘置所指定の売店でのみ購入が可能です。

バレンタインデーには手作りチョコレートでも差し入れたくなるかもしれませんが、売店で既成のチョコレートを購入しましょう。

🍩中の留置人もお菓子が買えるようになる!

食べ物が解禁になるのは差し入れだけではありません。中の留置人も(お金さえあれば)お菓子を買えるようになります。購入は週に6,000円まで、など細かい制限はありますが、6000円とはかなりの量なのでほぼ無制限と考えていいでしょう。留置では現金はあまり使いませんでしたが、現金の差し入れが非常にありがたいものになります。

📻ラジオが聴ける!

東京拘置所では各部屋にスピーカーがついており、ラジオが聴けるようになります。これは留置人にとってはかなり大きな変化で、久しぶりに聴く音楽番組などはとても嬉しいものです。

🤧冷・暖房が(ほぼ)なくなる

留置所はクーラーガンガン、暖房ガンガンでしたが、東京拘置所はクーラーは廊下からちょっと入るくらい。暖房はほぼ無いのでめちゃくちゃ寒いです。「冬の東京拘置所は寒い」で有名ですが、本当に冗談抜きで寒いです。基本外で寝ているのと大差無い=外気温上等ですから、9月から6月くらいまでずっと寒いです。

🦷歯が好きな時に磨ける

歯ブラシが手元に常にある状態になるので、好きな時に歯が磨けるようになります。「朝と晩だけで別にいいよ」という方も多いかもしれませんが、ちょっと歯に物が詰まった時なんかにすぐ歯を磨けるのは一つ自由が増えるという意味で感慨深いものがあります。

ちなみに、歯ブラシの差し入れもできるようになります。

👮‍♂️担当さん(親父)は若干優しい人が多い

もちろん人によってですが、ルールが少しだけ緩くなります。前述のお菓子が食べられるようになるのもそうですが、他にも「ボールペンが好きな時に使える」「就寝後も本を(こっそり)読んでもいい」など、「留置人は罪人では無い」という基本原則に則って対応してくれます。

👻大きく変化がないこと

逆にあまり変化が無いことをいくつか抜粋して書いておきます。

  • 風呂の頻度(夏場は週3回、他の季節は週2回:火曜日と金曜日)
  • 屋上での運動は30分(週2~4回)
  • 官本は引き続き存在
  • 面会は15~20分

まとめ

冬の場合はまず毛布を差し入れてあげていただきたいです。そしてお菓子をやっと食べられるようになるので現金の差し入れも非常にありがたいものになります。ちょっと遠くなるのは嫌ですが、ご飯は美味しいので結論、東京拘置所は留置所よりいいところです。

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