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留置所について面会について

留置場で英語しか話せない外国人はどうする? 通訳や弁護士との面会方法

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留置場で英語しか話せない外国人が直面する問題について、本稿では取り上げます。
日本の留置場は、日本語ができることが前提となっており、刑務官とのコミュニケーションや面会においても日本語が使用されます。しかし、英語しか話せない外国人が留置場にいる場合、コミュニケーションの壁が生じることがあります。本稿では、留置場での英語の現状について解説していきます。

刑務官のコミュニケーション

留置場で英語しか話せない外国人にとって、最も深刻な問題は、刑務官とのコミュニケーションの壁です。留置場では、刑務官とのコミュニケーションが非常に重要です。例えば、留置場内での生活や食事の提供、医療措置や面会の設定など、様々な手続きがありますが、これらは全て刑務官とのコミュニケーションが必要となります。

しかし、留置場の刑務官は基本的に日本人であり、英語ができない人が多いため、英語しか話せない外国人とのコミュニケーションが非常に困難です。留置場では、刑務官とのコミュニケーションが日常的に必要となるため、英語ができない外国人にとっては非常に不利な状況に陥ってしまいます。

留置場内のルールの説明などは、当たり前のことが書いてある英語の基礎的パンフレットを見せるか、身振り手振りで伝えるしかないのが現状です。

面会では通訳が必須。英語は暗号扱い。

また、留置場では、暗号での面会が禁止されており、英語だけの面会は刑務官にとって暗号扱いとなります。そのため面会には通訳が必要になりますが、通訳が常に立ち会っているわけではなく、予約をしなければならないため、外国人にとっては面会の機会が限られてしまいます。

家族や友人、恋人との面会は一般面会と呼ばれ、刑務官の同席が強制されます。刑務官は面会の内容をメモする必要があるため、英語でペラペラと刑務官が理解できない面会をしてはいけないのです。

例えば、外国人が逮捕され、その恋人が面会に来た場合、
逮捕されたAさん
Aさんの恋人のBさん
面会に立ち会う刑務官
面会内容を通訳する通訳

の4人で面会をすることになります。

外国人逮捕者の弁護士との面会について

留置場では、弁護士との面会に刑務官の立ち会いは不要です。そのため、弁護士と2人きりでの面会が許可されています。しかし、英語が流暢な弁護士ばかりでないため、英語が話せない場合は通訳を同席させる必要があります。通訳との時間を合わせなければならないため、弁護士のスケジュールが狂ってしまう場合もあるため、面会の機会が減ってしまう危険性があることに注意が必要です。

部屋も特別待遇は無い、日本人と同室になる

外国人といえど部屋において特別待遇はありません。
「外国人だからずっと個室」「外国人は外国人同士でまとめる」などの特別待遇はありません。

同室の英語のできるできないに関わらず、日本人と同じ雑居にぶち込まれることになります。

ただし、警察官も人間ですから、勾留されている人間に対して『お前英語ちょっとできる?』など事前に軽く相談したりするケースもあるようです。

おまけ:聖書

ほとんどの留置場には、聖書が置かれています。
聖書は、官本ではなく、辞書と同じように扱われているため、官本とは別に貸し出しを受けることができます。

※聖書が官本としての扱いになっている留置場もあります。

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