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取り調べで「カツ丼食うか?」は実際本当にあるのか

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ドラマや映画などで、刑事が容疑者に「カツ丼食うか?」などと言って昼飯を奢ってくれるシーンをよく見かけますが、実際にはそんなことはあるのでしょうか?

取り調べの種類

まず、取り調べには大きく2種類あります。一つは「任意の取り調べ(逮捕されていない状態での取り調べ)」であり、もう一つは「逮捕後」の取り調べです。

逮捕後

逮捕後の取り調べについて言えば、食事は必ず留置場の食事となります。例えば東京の場合、留置場の食事はコッペパンであり、特別な食事は提供されません。食事は留置場に戻って仲間と一緒に摂ることになります。(ただし逮捕初日は個室であることが多い)

逮捕当日に留置場の準備が整っていない場合は、取り調べ室で食事をすることもありますが、その場合も留置場と同じもの(コッペパン)が食事となります。

任意同行

次に、任意同行された場合の取り調べですが、この場合はお昼休憩として出前を取ることができます。近くの蕎麦屋が選ばれ、蕎麦やカツ丼などが注文されることがあります。ただし、支払いは自己負担です。

もし刑事が容疑者に食事を奢ると、その行為が利益供与とされ、容疑者の供述が「任意でない」とされてしまう可能性があります。つまり、刑事が奢ってくれるようなシーンは、供述の証拠価値を損なってしまうため、実際には存在しません。

ドラマは嘘

結論として、ドラマなどでよく見られる「カツ丼食うか?」というシーンは実際の取り調べの現実とは異なり、もし何か食べる場合でも「出前を頼むけど、自己負担で何か食べる?」という形が正しいです。

しかし、ひと昔前は取り調べも今ほどルール化されていなかったため、お金のない容疑者のためにカツ丼をご馳走してあげる刑事もいたようです。15年以上前は取り調べ中にタバコを吸わせてくれる刑事もおり、供述の信用性という言葉がまだ甘かった時代だったためです。

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