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【検証】留置所や拘置所で自殺は可能なのか?

この記事は約4分で読めます。

留置所や拘置所で容疑者が自殺してしまう事件が後を絶ちません。

こういったニュースが出るたびに
「管理体制はどうなっているのか」といった批判コメントが噴出しますが、
実際のところ留置所や拘置所の自殺に対する対策や意識はどうなっているのでしょうか。

今回は、『果たして留置所や拘置所で自殺はできるのか?』
そして自殺した人は一体どうやって自害することができたのか?
を検証、解説していきます。

警察署、法務省の自殺防止への意識

留置所は警察署が運営し、拘置所は法務省によって運営されていますが、
どちらにおいても自殺防止への意識は非常に高くなっています

そのくらい自殺をしようとする人が多いのです。

逮捕され、毎日陽のあたりづらい単調な生活をしていると、人生に悲観して死のうとする人は多くなります。
「自分の罪を反省してくれ」と願うばかりですが、被疑者からすると
・自分の人生への喪失感
・将来への不安
・被害者への自責の念
など、さまざまな理由でメンタルが崩壊していく状況にあり、自殺の2文字が頭をよぎることも多くなるのです。

そのため、自殺防止は留置所や拘置所でもかなり優先順位が高くなっています。

自殺できない仕組み

施設内での自殺はやりたくてもできない仕組みになっています。
安全対策について一つづつ見ていきましょう。

武器、刃物

当然ですが、武器や刃物を持ち込むことは不可能です。
ボールペンなど、(拘置所では定規も)一部の筆記用具は使用できるものの、自殺をするほどの武器にはなりえません。

毒物

毒物についても配慮されており、留置所における食べ物の差し入れは不可。
拘置所では差し入れが可能ですが、外部の人間の手に触れないように拘置所の売店で申請式になっています。

差し入れする人が地元のコンビニで買ってきたり、手作りクッキーを差し入れることはできません。拘置所の売店で(代理)購入をすることができるだけです。

また、液体に毒物が仕込まれる可能性もケアし、歯磨き粉やシャンプーも外部のものを差し入れすることはできません。支給されたもの、または指定の売店で代理購入することしかできません。

掃除の際に、洗剤が必要になりますが、こちらも原液ではなく、非常に薄めたものが支給されます。

飛び降り

高所からの飛び降りを防ぐため、留置所の部屋に外部を繋ぐ窓はありません

また、運動時間も外に出られるような構造にはなっていません。
拘置所の運動場は屋上にありますが、金網で完全に周囲を塞がれており、飛び降りることは不可能になっています。

首吊り:紐状のものは厳禁

こうなってくると、留置所や拘置所内での自殺は、ほぼほぼ首吊り以外選択肢が無くなります
が、それは施設側も重々承知しており、留置所や拘置所において紐状のものは厳禁になっています。

紐のついたパンツやパーカー、ベルトも禁止ですし、
破けた衣服はつなげて紐状にすることができるため差し入れ等ができません。

また、仮に服をつなげてロープ・縄状のものを作ったとしても、それを引っ掛ける場所がないように作られています。
鉄格子にもロープを結ぶことができないように、最近では網目状のエキスパンドメタルで塞がれ、指一本入る隙間がないのです。

指も入らないようになっている

言うまでもなく、ドアにはドアノブもありません。そもそも被疑者が自分でドアを開けることはできないのです。

見回り・部屋の照明

留置所、拘置所、いずれにおいても刑務官による見回りがランダムで数十分おきにあります。

また、留置所や拘置所は消灯後も見回り用に電気が点いており、部屋はかなり明るくなっています。
豆電球がついたくらいの明るさではなく、もっと全然明るいので、最初は寝れなくて困る人も多いくらいです。

結論:留置所・拘置所で自殺はできるのか

結論、留置所や拘置所で自殺をするのはとても難しいと言えます。
が、実際に自殺者が出てしまっていることも事実です。

自殺を実行した人たちは、看守の目を盗んで服を破り、少しづつロープ状のものを制作し、
看守の目を盗んでそれを自分の首に巻きつけねじり、そうやって、
用意周到に、とても計画的に自殺したと言えます。

そんなに計画的に、人の目を盗んでまで目指す先が自死だなんて…

なんだか虚しいね

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