留置所は警察署に付随した施設で、逮捕者を一時的に収容しておく場所です。
一時的と言っても、取り調べが伸びたりすると半年以上留置所にいることもあります。
全国にはそれぞれの留置所があり、部屋の広さや壁の色など、全てが同じわけではありませんが、基本的には似た構造になっています。
留置所の基本設計
留置所には手洗いをする洗面所と、トイレ以外何もありません。
□洗面所:
普通の水道水で、手洗いや水を飲むことができます。
服を洗ったり、頭を濡らしたりすることは禁止とされています。
厳しさは留置所によってまちまちですが、このルールは拘置所でも同様です。
コロナの影響で、昔はなかった石鹸が追加されました。
□トイレ:
ドラマや映画などで「木の板を立てかけるだけ」という表現をされるため、「音がダダ漏れ」「外から丸見え」というイメージがありますが、これは拘置所の独房のイメージから来た誤解です。
まずマナーとしてブリブリと不快な音を立てないように、トイレをする時は水を流す人が多いですし、最近のものはドアもあります。
水洗です。

留置所の部屋の掃除のタイミング
毎週、中に入っている被疑者たちが自分達で掃除をします。
週に2回ほどの頻度です。
掃除機や雑巾が貸与され、朝に30分程度掃除の時間が作られます。
洗剤は薄めたものが支給されます。
なお、お風呂は事故防止のため被疑者が掃除をすることはありません。
年に一度特別な機械で掃除をする
留置所の床はタイルではなく、毛布のような布素材になっているところも多くあります。
布製の素材は保温効果は高いですが、色々な人間が素足で歩くため、掃除機で吸うだけでは当然汚れてしまいます。
そのため年に一度、専用の洗剤と業務用マシンを使って掃除をしています。
とはいえものすごい汚い気がする留置所、できることなら一生縁のない生活を送りたいものです。

全部防水畳にすればいいのに
シャバにいる間に食べておこう
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