東京拘置所では各部屋の天井にスピーカーがついており、これを通してかなりの時間ラジオを聴くことができます。
このページでは東京拘置所で流れているラジオ番組について解説していきます。
チャンネル(番組)は自分で選べない
東京拘置所のラジオでは文化放送、TBSラジオ、NHK、BayFMなど、様々な局が放送されますが、チャンネル権を持っているのは本部で、留置人は番組を選べません。音量は【ゼロ<1<2<3】と調整可能なので、気に入らない場合はゼロにしておけばいいのですが、いわゆる普通の事務案内も同じ天井についているスピーカーを通して行われるので、ゼロにすると食事のお知らせなどを聞き逃すこともあり、入所直後はずっとラジオをつけていることが多いです。
東京拘置所で聴けるラジオ番組一覧
※2022年時点の情報です。
平日が祝日の場合、午前はBlue Ocean、午後は赤江珠緒たまむすびなどが追加で放送されます。
12時からはNHKの7時のニュース(録音)、19時からはNHKの12時のニュース(録音)が放送されます。なぜ録音なのかというと、検察や東京拘置所に都合の悪いニュースなどを聞かせないようにするため、リアルタイムでは放送ができないためです。
14:45からは毎日東京拘置所オリジナルのラジオ体操が流れます。
大きなスポーツもの:大相撲やオリンピック、プロ野球のクライマックスシリーズなどは優先的に放送されますが、21時に就寝となりますので、サッカーの日本代表選などはすごく気になるところで途切れたりします。
ラジオは数少ない娯楽
留置人にとってラジオは数少ない娯楽の一つです。特に土日の音楽番組は最新のヒットチャートを聴くことができるので非常にありがたい番組です。
東京拘置所に収容されているおじさんたちは、乃木坂のことは一人も知らなくても秋元真夏さんだけは知っていてファンになっている可能性があります。
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