東京拘置所ではノートを買うと、開いた1ページ目に誓約書がのり付けされた状態で渡され、そこに部屋番号と名前を書いて誓約書にサインする必要があります。
ここでは誓約書の内容、ノートの使い方のルール、抜け穴などを解説します。
ノートの使用ルール①ページ数をナンバリングすること
ノートの上にあるNo.にページ数を書かなくてはなりません。まぁこれはそんなに大変ではありません。
ノートの使用ルール②ページ順に書かないといけない
要するに飛び飛びで書くのはダメ、とされています。これは後述するチェックの際に「ここまでは点検しましたよ」というハンコが押されるため、ページ順に書いてくれないと点検ができない、という理由です。
ノートの使用ルール③点検の時は提出すること
ノートの点検は月に1度あります。ノートを持っているものは提出してください、と言われ、チェックする部署に回されます。大体2,3時間で返ってきます。
ノートの使用ルール④書いてはいけないこと
内容としては以下のことを書くことが禁止されています。
- 脱獄を企むような内容(何時に交代があるetc.)
- 施設やルールに関して(部屋の間取りや屋上の間取りなど)
- 周りの留置人について書くこと
- お絵かき
しかし、まぁ正直そこまで細かくはチェックしていません。ノートチェックは内容の確認も形式的で、一言一句チェックされているわけではありません。(刑務官もそんなに暇じゃありません。)
ノートチェックを避ける裏技、抜け穴は?
そもそもノートをチェックされるのって、ちょっと気持ち悪いですよね。ノートチェックを避ける裏技を3つご紹介します。
提出しない
これはもうシンプルに、強行突破です笑。ノートのチェックは東京拘置所の中でもそこまで重視されていません。そのため「ノートありません(=買ってません)」と強気に嘘を突き通すこともできなくはありません。
しかし、ノートを配られた翌日にチェックがあったり、記憶力がいい親父(刑務官)が相手だと「いや、お前ノート持ってるじゃん、嘘つくなよ」と言われるのでこの方法は詰みます。
見られたくないメモは既にチェックが終わったページに書く
ノートチェックは毎回全ページをチェックするわけではなく、「前回チェックしたページから」チェックを再開します。ですので例えば前回のチェックが8月17日だった場合、8/17以前のページに”追記“する形で書けば、そこは見られないことになります。
まぁそこまでして見られたくないメモって何?という気もしますが;私の知り合いは自慰に関する日記をつけていて、それはこの方法で既にチェック済みのページに書いていたそうです笑
ノートを2冊買って、片方だけチェックに回す
これはかなり賢いやり方です。これであればノートを丸々1冊自由に(チェックなしで)使うことができます。
まとめ
極端な話、「実は俺、人を殺したんだ」という日記を書いていたとしても、それを証拠として裁判で利用されることはありません。なのでノートチェックをそこまで嫌がる必要はないのですが、裁判に関するメモを検察側に見られるのはどうしても抵抗がある、という方もいます。その場合はノート2冊購入のやり方が一番リスクも低く、キレイなのではないかと思います。
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