年末年始といえば、クリスマスにおせちに正月に豪勢な食事が続きますよね。
”正月太り”なんて言われたりもしますが、拘置所の年末年始はどうなっているのでしょうか?
今回は東京拘置所の年末年始をご紹介します。
クリスマスにはケーキ
東京拘置所ではクリスマスにケーキが出ます。「逮捕されているのにケーキだなんて💢」と思われるかもしれませんが、普段から土用の丑の日にはウナギが出ますし、祝日のお昼にはお菓子が出たりします。
東京拘置所ではこういった時節柄のイベントを大切にしているのです。

大晦日にはお菓子袋が配られる
大晦日には大袋に入ったお菓子袋も配られます。
1月3日の三が日の間のみ食べることが許され3日に強制回収されるため、それまでに食べ終わる必要がありますが、その3日間の間は自由に食べることができます。
なお、お菓子を食べる時間の指定はありませんので、就寝時間を除いていつでも食べて問題ありません。
お正月の食事は?
普段の東京拘置所の食事は玄米入りご飯ですが、お正月の食事はいわゆる銀シャリ(白米)になります。また、お正月の料理には豪華なおせちが出てきます。
紅白が聴けるって本当?
本当です。
東京拘置所では17時から21時までの間、ラジオを聴くことができます。これは年末年始に限らず毎日同じで、大晦日には紅白歌合戦がラジオで流れることになります。(なお、番組は看守が決めるため選定はできません)
通常であれば21時に消灯となり、ラジオも終了となるのですが、12月31だけは21時の消灯の音楽の後、なぜか紅白が引き続き流れ始めます。
大晦日に紅白が流れるのは公式ルールではなく、いわば看守から勾留されている人々に対しての一種のサプライズプレゼントのようなものとされています。0時過ぎまでラジオが流れるため、紅白でどちらが勝ったかまで、最後まで把握することができます。

大晦日くらいは特別だぞ、この推定無罪の囚人共
留置場での年末年始は?
東京拘置所に比べ、留置場での年末年始は”何も変わりがありません”。
食事も普段と変わりませんし、お菓子が出ることもありません。
むしろ、土日祝日は自弁と呼ばれるお弁当が注文できなくなるため、普段よりも質素な食事が続くことになります。
まとめ
東京拘置所でもクリスマスや年末年始といったイベントは大切にされており、食事も含めて普段とは違いが出るそうです。
特に消灯後の紅白歌合戦の放送は、とても粋な計らいですね。
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