裁判で証人として呼ばれた、または自分自身が被告人として話す際に待機場所などはあるのでしょうか?なかなか落ち着かないですよね。ここでは裁判の待機場所についてついて解説します。
証人
証人に待機場所は特にありません。法廷の中に適当に座っておけば大丈夫です。
法廷が傍聴人で混雑する場合は書記官の方が外の小部屋で待機するように指示してくれることもあります。(席がなくなると困るためです)
被告人(保釈中)
前述の証人と同様、好きなところで待機していて構いません。ただし、裁判開始時には必ず法廷にいる必要があります。ゲストではないので書記官が呼びにきてくれる、ということはありません。
被告人(勾留中)
拘置所からバスで移動し、裁判所の地下に待機場所があります。
拘置所でのルールに従い、独居の人には個室、雑居の人は雑居で待機します。
トイレなどは自由で、食事は和食の弁当が提供されます。
待機中は暇なので、漫画と小説が一冊づつ置かれています。闇金ウシジマくんやミナミの帝王などであることが多いですが、申請すれば拘置所から持ってきたノートを読むことも可能です。
開始15分前になると刑務官が2名で呼びにきます。エレベーターに乗って降りるとすぐに法廷です。突然裁判が始まるので最初の裁判の時はびっくりするでしょう。
まとめ
特に待機場所などの指定はなく、「これどこでどうしたらいいの状態」になる方も多いかもしれません。あまり親切に「〇〇分にここにいてください」など説明されず、「〇〇時に〇〇号法廷です」くらいしか言われないので、気づいたら裁判が始まっていた、なんてことがないようにご注意ください。
コメント
こんにちは。質問させていただきます。
猛暑の日が続いていますが、東京拘置所の夏はどのようなものなのでしょうか?
独房に冷房がついていない、という話を聞いたのですが、それでは熱中症になる人が続出するのではないかと思いますが…
各部屋に冷房はついていません。
中央にある刑務官の部屋には冷房がつくので、その空気が廊下伝いに部屋に少し入るくらいです。
あとはうちわが配られますが、まぁ暑いです。
ただ、良くも悪くも部屋に陽が差し込まないつくりなので、直射日光で焼け死ぬような暑さになることはありません。
冬の寒さの方が10倍辛いかと思います。