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中の人体験談東京拘置所の基礎知識

東京拘置所のお風呂事情。週に何回入れるの?

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カルロスゴーン氏が会見で東京拘置所での生活に対して「拘置所では週2回しかシャワーを浴びることができなかった」と文句を言っていましたが実際はどうなっているのか、東京拘置所での入浴、お風呂事情について解説します。

news-postsevenより

入浴、お風呂の回数

冬は火曜と金曜の週2回

秋から春までの9ヶ月間は週に2回の入浴となります。未決勾留者は刑務作業もありませんので人によって例外はありません。

夏は月曜水曜金曜の週3回

夏場は汗をかくという理由で回数が増えます。また、これとは別に8月などの夏真っ盛りには、木曜日に「シャワー浴」というシャワーだけ(石鹸やシャンプー禁止)のお風呂もあります。

持ち込めるもの

持ち込み可能:シャンプー、石鹸、タオル

シャンプーは自費で購入が可能です。
石鹸も購入可能ですが無料で刑務官からもらうこともできます。
タオルも自費で購入可能ですが留置所から移送されて来ている場合がほとんどなのでそれを引き続き使う人がほとんどです。

なお、東京拘置所に移送された直後は、シャンプーの購入ができていないので最初のお風呂は必ずシャンプー無しの入浴になります。

貸出可能:髭剃り

毎回T字の髭剃りが貸し出されます。髭剃りは東京拘置所が用意したもので、購入はできません。髭を剃らない人は「要りません」と言えば断れます。未決勾留者はひげを伸ばすことも可能です。

電動ヒゲ剃りが購入できる。
中の人が自費で購入できる物品の中には電動髭剃りが存在します。値段は8000円ほどで、部屋の中に置いていつでも髭を剃ることができます。コンセントはないので電池式で、電池は別売りです。

風呂でのルール

15分

お風呂は15分と時間が決まっており、これは夏も冬も同じです。入浴はタイマーで時間を計測されています。なお、前述のシャワー浴は5分です。

体を洗ってから入浴

同じお湯に4,5名が浸かるので、必ず体を洗ってから入浴しなければなりません。お風呂のドアは透明になっているので体をちゃんと洗っているかは見ていないようで結構ちゃんと見られています。

髭剃りは髭以外剃ってはいけない

ワキ毛、下半身の毛、頭髪をスキンヘッドにする、などヒゲ以外の毛を剃ることは禁止です。

お風呂場での洗濯は禁止

東京拘置所では洗濯をしてくれますが、色々な人と一緒に洗濯されるので「洗うと逆に汚くなる」ことさえあり、パンツなどをお風呂場で自分で洗いたくなります。しかしこれはかなり厳しく禁止されています。毎回お風呂場から刑務官の怒声が聞こえてくるのはおじーちゃんがお風呂場でパンツを洗っている時です。

体重計は入浴後使用可

体重計はお風呂場の前に設置されており、入浴後に計測することができます。

入浴の仕組み

(独居の場合)1フロアにつき大体60名ほどがおり、入浴できるお風呂はフロアの真ん中に4つあります。これを順番に4名づつ入っていくことになります。

順番は平等になるように毎回ズラす

「あの人がいつも一番風呂だ!」と不平不満が出ないように、順番は毎回ズラされます。
大体9時から14時の間に入浴が行われますが、前回9時スタートだった人は次回9時15分スタートになるわけです。

お湯の入れ替え

4,5人入るとお湯を入れ替えてくれます。また、留置人がお湯を追加したり、勝手に温度を変えたりすることも可能です。ただし15分という時間制限がありますから完全にお湯を入れ替えたりする時間はありません。

裁判日程が被った場合

裁判の日程が被ってしまい、お風呂に入れなかった場合、曜日を問わず翌日に入浴させてくれます。
逆に言うと裁判で髪をワックスで固めて行った夜はそのまま寝なくてはなりません。

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