手の甲、親指の根元あたりに3つの点の模様が入っているのを見たことがありますか？一見ホクロのようにも見えますが、人工的に入れられたもののようにも見える時がありますね。今回はこの３つの点について解説していきます。
∴親指の付け根の３つの点とは
この３つの点は鑑別所などでファッション感覚で入れる刺青の一種です。
刺青と言っても彫り師が入れるものではなく、ボールペンなどでインクを皮下に入れる、素人が行うものです。当然ボールペンを血が出るまで刺す必要があるため、痛みを伴います。少年院や鑑別所で、不良仲間が根性を示したり、不良ぶって入れるものです。少年院や鑑別所でなく、家などで行われる場合もあります。特に指定の組や組織を表すものではありません。
「鑑別所」は「少年院」に入る前の場所。刑務所ではなく拘置所に近い。
少年院は規則が厳しいため、３つ星を入れるのは鑑別所の方が多い傾向がある。
３つの点にはどんな意味があるのでしょうか？
３つの点にはそれぞれ意味があり、「努力・友情・勝利を表す」というWebの記事や、「病院・墓地・刑務所」を示すなどという投稿もありますが、これらの情報は嘘で、実際には３つの点に特に意味はありません。これは昔からの伝統として残っているだけの模様です。
プールやサウナには入れるの？
通常、タトゥーや刺青があるとプールやサウナなどの施設に入れないことが多くなりますが、３つの点は刺青としては認知されていないため、基本的に問題なくプールやサウナなどに入ることができます。
意味のある刺青
刺青にはさまざまな意味を持つデザインが存在します。たとえば、目の下の涙の刺青は海外のマフィアなどでは人を殺した数を目の下に涙として入れる文化があるため、海外の人が目の下に刺青の入ったヤクザを見て「彼は人を殺したのか？」と驚くケースもありますが、日本ではそのような意味はありません。
3つの点も海外では不良仲間といった側面は無くなります。
まとめ
手の甲にある三角形の３つの点のマークは、その方が昔やんちゃをしていた（不良）だった証と言えるでしょう。不良友達と同じマークを入れたくなるのは若気の至りですが、大人になってからも堂々とその∴マークを出している場合、少々痛い人の可能性もありますのであまり近づかない方がいいかもしれません。
∴はひらがなで「ゆえに」と打って変換すると出すことができます。
これは数学の解答で使われる「∴（ゆえに）」と同じものです。
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