よく刑務所のご飯のことを”臭い飯”なんて言い方をしますが、実際に中の人たちはどんなご飯を食べているのでしょう。今回は刑務所と拘置所が併設されている東京拘置所を中心に中の飯の解説をしていきます。
場所によってご飯は全然違う
ごはん、と一言で言っても、料理は各施設で作られているため、ご飯のレベルは施設によってまちまちです。雑誌などでは施設ごとのご飯を評価する特集が組まれることもあり、留置所や拘置所では「あそこの刑務所がいいなぁ」なんて会話がなされていたりもします。

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民間はルールがゆるい分、コストカットで飯がまずい、なんて話もあるぜ
東京拘置所の場合
東京拘置所では毎日受刑者によって料理が作られます。そのため「冷えた飯」は存在せず、毎日温かいご飯が提供されます。
ご飯は白米ではなく麦飯ではありますが、温かいご飯が食べられるため東京拘置所のご飯はレベルが高いとされています。
味は薄味で、肉はあまり多くありません。野菜が多めの一汁三菜となっています。
留置場ブログさんのこちらの画像が最も近い画像だったので貼っておきます。

イベントごとはきっちり
1年の間のイベントごとは食事にも比較的きっちり反映されます。
例えば、土用の丑の日にはレトルトのうなぎが出ますし、祝日にはデザートとしてドーナツなどの甘味が出ることがあります。年末年始にはおせち、お餅などかなり豪華な食事が提供されます。
なお、昔は未決勾留者(有罪ではなく裁判を待っている身)は自弁という、有料のお弁当を購入することができましたが、2022年現在は自弁が中止になっています。
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