東京拘置所に送られた手紙は全て刑務官にチェックされ検印を受けます。
手紙を読まれるのは少し気持ち悪いですが、一体どんな内容を確認され、どういった内容がNGとされるのでしょうか。
何をチェックされてるのか?
違法なもの
脱獄計画や証拠隠滅を意図するやり取り、また「〇〇に報復してくれ」 など法律違反に関することも禁止です。
暗号でのやり取り
暗号も禁止です。日本語が母国語の場合、英文も禁止となります。暗号と言っても多少のイニシャルトークはOKです。「Kさんも心配してたよ」このくらいの記載であれば暗号とは言われません。
接見禁止の場合は”伝言”もNG
例えばAさんが逮捕されており、Aさんは接見禁止。
Aさんの親であるBさんは「接見禁止の例外」だとします。
この場合Bさん、Aさんはお互いに手紙を出すことが可能ですが、その中で「Cさんがこう言っていた」「Cさんにこう伝えておいて」という伝言は禁止です。
検査はどのくらい厳しい?
毎日何百という手紙をチェックしているため、一言一句ちゃんと確認しているわけではありません。
伝言も「〇〇さんから以下のように伝言を預かっています」とはっきり明記すれば気づかれますが、カギカッコで括るくらいであればスルーされることも多くあります。
NGがあった場合はどうなる?
NGがあった場合、中の人にその旨が伝えられ、廃棄またはそのページのみが領置預かりとなります。
接見禁止で伝言禁止などの場合は接見禁止が解けるまでそのページが領置預かりになるわけです。
接見禁止の伝言などであれば特に怒られるということもありません。
※証拠隠滅や過度に悪質なものは別途処罰を受ける可能性がありますのでご注意ください。
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