東南アジアに拠点を置いた日本人の特殊詐欺グループが、いわゆる「かけ子」約50人を軟禁・強制稼働させ、被害総額が30億円超に達した事件が話題になりました。
本記事では、⚪︎ラゴン系列に関わる人物へのインタビューをもとに、トクリュウの海外拠点で起きていることを、勧誘〜生活〜逃走リスクまで“生の証言”で整理します。違法行為の助長を目的とした内容ではありません。
「監禁って本当に?」という疑問に先回りして
でも海外には自分の足で行ったんでしょう?
そういうの本当に監禁って言うのかな?
自業自得なんじゃないの?
SNS上でも「監禁」という言葉に懐疑的な声は少なくありません。以下では、実際の勧誘の流れ・拘束の程度・金銭の扱いを、証言に沿って具体的に解説します。
そもそもなぜ海外で特殊詐欺を行うのか
そりゃやっぱり海外の方が警察に捕まりにくいからでしょう
「違います」。
海外拠点化の主目的は、SNSで勧誘した若者をまとめて監禁し、人材を確保・コントロールするためです。もちろん「日本国内より摘発されにくい」という側面もあるものの、メインは監禁のしやすさにあります。
なぜ監禁が必要とされるのか
特殊詐欺グループは、摘発リスクを回避するため現場作業を若年層に肩代わりさせます。SNSで高時給を提示し勧誘しますが、逃走や密告(チンコロ)が相次ぐため、雇ったバイトを集団で監禁し、離脱と通報を封じます。
監禁の程度:外鍵・外出不可という実態
部屋は外側から施錠され、一歩も外へ出られない環境が常態化します。文字通りの監禁です。
給料は支払われるのか?
支払われます。外出はできずとも金は貯まる構造です。
お金があっても部屋から出られないんじゃ意味ないわ
その通りです。そのため逃走や警察への密告を試みる若者が後を絶たないのが実情です。1人でも脱走が出た場合、グループは拠点(ヤサ)を丸ごと移動するなど、徹底した秘匿を図ります。
なぜ若者は参加してしまうのか
高時給への期待だけでなく、人生に疲弊し社会との縁を切りたい心理など、脆弱性を抱えた若者が標的になりやすいのが特徴です。逆に海外の監禁にも動じず、優秀な人材は幹部候補へ昇格するといいます。
「オレオレ」などの実務は? 金額を抑える理由
内容は様々ですが、20万〜約200万円規模の振り込め詐欺に及ぶ事例が多いとされます。
もっと1000万とかの高額詐欺をやらないのはなぜなんだろう
被害額が大きいほど検察が優先的に動くため、目立つ高額案件は避けるという理由です。
ここまでのポイント(要約)
- 主目的は「監禁の容易さ」。海外拠点は管理・秘匿のため。
- 外鍵で完全外出不可の監禁が常態化。
- 報酬は支払われる一方、自由がないため逃走・密告が頻発。
- 高額化は避ける(摘発優先度を上げないため)。
注意喚起:闇バイト勧誘の典型サイン
以下は一般的な注意喚起であり、違法行為を助長するものではありません。
- 匿名SNSでの高額時給・即金を強調する募集
- 渡航費負担や住居手配を口実に移動を急がせる
- パスポート・スマホの預かりや連絡手段の制限を示唆
- 仕事内容を曖昧にしたまま「詳細は現地で」と迫る
少しでも不審を感じたら、家族・友人に相談し、渡航や契約は即断しないことが重要です。
用語ミニ解説
- トクリュウ: 文脈上、特殊詐欺グループの呼称。
- 闇バイト: 違法行為に関与させる高額報酬の非正規募集。
- かけ子: 電話・メッセージで被害者に接触する役回り。
- ヤサ: 拠点・アジトの俗称。
よくある質問(FAQ)
Q. 自分で海外へ行ったのに「監禁」と言えるの?
A. 渡航が任意でも、外出を物理的・継続的に封じられれば監禁に当たる状況になり得ます。本記事の証言でも外鍵で一歩も出られない状態が語られています。
Q. 給料は本当に払われる?
A. 支払われる一方で、自由はないため逃走・通報の動機は強まります。逃走が起きれば拠点を即時に移すなど秘匿も徹底されます。
Q. なぜ高額被害を狙わない?
A. 被害額が大きいほど捜査の優先度が上がるため、約200万円規模に抑える傾向が語られています。
Q. 勧誘のターゲットは?
A. 高時給に惹かれやすい若年層に加え、社会的に脆弱な状況の人々が狙われやすいとされています。
まとめ
トクリュウの海外拠点における闇バイトは、監禁による人材の囲い込みと、摘発を避けるための金額コントロールで成り立っています。SNSの甘い誘いに注意し、違法行為に関わらない選択を。周囲の人が兆候に気づいたら、早めに相談することが、被害の拡大を防ぐ第一歩です。
コメント