「刑務所の中で運転免許の更新はできるの?」——結論は、一定の条件を満たせば更新可能です。外に出られないあいだに免許の更新期限が来てしまう人向けに、刑務所内で更新できる制度が用意されています。本記事では、更新できる条件・必要なもの・費用・住所表記の注意点をわかりやすく解説します。
刑務所内で免許更新はできる?
逮捕・勾留・収容などで身体拘束中に免許の更新期限が到来する場合、施設内での更新手続きが検討されます。通常、免許は各人の「更新期間」内(一般に誕生日の前後に設定された一定期間)に更新しますが、長期の拘束で外出できない人向けに、内部での更新が扱われるわけです。
更新が認められる主な条件
1. 身体拘束中に更新期限が切れること
身体拘束の開始が、更新期限を過ぎる前であることが条件になります。例として、Aさんの免許更新日が12月1日の場合、逮捕が12月2日以前である必要があります。要するに、本来「外で更新できたはず」のケースは、刑務所内で更新させてくれないという考え方です。
2. 旧免許証を手元に保有していること
更新手続きには過去の免許証(旧免許証)が必要です。逮捕時に所持していない場合は、家族に探してもらい、施設に送付してもらうなどの対応が求められます。
3. 費用は自己負担(写真代は約1,800円)
更新費用は自己負担です。加えて、施設内で使用する顔写真の撮影費用として目安約1,800円がかかります。いわゆる街中の証明写真機と比べると、やや割高になる点には留意しましょう。
4. 免許証の住所は「刑務所の住所」になる
施設内で更新した場合、免許証に記載される住所は刑務所の住所になります。出所後は、居住地が変われば速やかに住所変更手続きを行ってください。
手続きのイメージ(概要)
- 意思の申告:更新期限が近い(または切れそう)であることを職員に伝える。
- 必要物の確認:旧免許証の手配、写真撮影、費用の準備。
- 書類対応:施設の指示に従い申請関連の書類を整える。
- 更新処理:所管機関とのやりとりは施設側の運用に沿って進む。
- 受け取り:交付方法は施設のルールに従う。
※手続きの細部や運用は施設・地域ごとに異なる場合があります。実際の流れは施設の指示に従ってください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 逮捕(拘束)が更新期限より後だったら?
原則として、身体拘束中に期限が切れることが更新制度の前提です。期限より後に身体拘束が始まり、もともと「外で更新できた」ケースは、施設内更新の対象外と考えられます。
Q2. 旧免許証が見つからない場合は?
旧免許証が必須のため、家族等に依頼して探してもらい、施設へ送ってもらう対応が必要です。見つからない場合、手続きが進められない可能性があります。
Q3. 写真代が高いのはなぜ?
施設内での撮影・取り扱いに伴うコストが加わるため、写真代はおおむね1,800円ほどと、外の証明写真機より割高になることがあります。
Q4. 住所が刑務所になった後、出所したらどうすればいい?
速やかに住所変更手続きを行ってください。居住地の警察署や運転免許センター等での手続きが一般的です。
Q5. 期限切れで失効してしまったら?
身体拘束中に期限を迎える人向けの更新制度ですが、条件に合致せず失効すると、再取得手続きが必要になる場合があります。早めの申告と確認をおすすめします。
まとめ
- 条件を満たせば刑務所内で免許更新が可能。
- 身体拘束中に更新期限が切れることが前提(例:更新日12/1、逮捕が12/2以降)。
- 旧免許証が必須。家族からの送付などで手配。
- 費用は自己負担で、写真代は約1,800円が目安。
- 更新後の住所は刑務所の住所に。出所後は住所変更を。
更新の扱いは施設ごとに運用が異なる点に注意し、期限が近い場合は早めに職員へ相談・申告しましょう。




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