アングラ実話

【実録】1億円を奪う投資詐欺の全貌。3回連続で「株価予想」を当てた戦慄のカラクリと対策

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こんにちわ。ライターの渋谷です。今回は、かつて裏社会で暗躍した元詐欺師の方から「最新の投資詐欺の手口」をじっくりと聞き出してきました。正直、私は「詐欺に騙される人にも原因がある」「『絶対儲かる話はない』『そんな話を他人に教えない』という鉄則さえ守れば大丈夫だ」と高を括っていました。しかし、今回聞いた手口は、そんな私の甘い価値観を根底から覆すものでした。非常に巧妙で、心理学的な隙を突いた恐ろしい内容です。被害者を一人でも減らすため、ぜひ最後までお読みください。

実に巧妙な手口ですので、被害者が出ないよう、拡散お願いします!!

今回は、読者である“あなた”を主役にした物語形式でお届けします。どこに罠が仕掛けられているのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。

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【第一章】登場人物とプロローグ

あなた(社長さん):お金持ちの社長。警戒心が強く、自分は詐欺に騙されないという自負がある。
鷺山(サギヤマ):詐欺師。シンガポールの投資会社の営業を名乗る。清潔感があり、立ち振る舞いも上品。
嘘田(ウソダ):鷺山の仲間。資産家のお坊ちゃんを装い、あなたの信頼を補完する役割。

物語は、あなたがいつもの銀座のクラブで飲んでいるところから始まります。隣のテーブルでは、高価なシャンパン「アルマンド」を惜しげもなく開けている客がいました。

あなた

アルマンドなんか飲んで。随分と羽振りの良さそうなお客さんがいるんだね、ママ。

鷺山さんっていう方でね、投資会社をやってる方らしいわよ。一緒に飲んでるのは〇〇商事の役員の方よ。

何度か顔を合わせるうち、信頼しているママの紹介で、その鷺山という男と挨拶をすることになります。

鷺山

初めまして。〇〇会社の社長さんだそうですね。私はSAGキャピタルズの鷺山と申します。弊社はシンガポールの会社で知名度は低いのですが、資産10億円以上の富裕層の方限定で資産運用を行っております。

あなた

資産10億ですか。はー、では私にはちょっと縁がないなぁ。

【第二章】インサイダーではない「80%の的中率」

何度か店で会い、徐々に打ち解けた頃、あなたは鷺山に運用の仕組みについて尋ねました。

鷺山

弊社は年間利回り最大12%、一応14年連続で達成させていただいております。リーマンショックの時でも4%は利益をお戻しできました。実は弊社、他とは少し違う投資の仕方をしておりまして、“決算またぎ”だけをターゲットにしているんです。

あなた

決算内容が事前に分かるってことですか?それじゃインサイダー取引じゃないですか、犯罪ですよ。

鷺山

いえ、それが完全な合法なんです。ここだけの話ですが、弊社は大手会計事務所の勤怠管理やメールソフトを管理している会社を子会社に持っているんです。決算担当者がどれくらい残業しているか、資料を出力しているか、上司が頻繁にCCに入ってくるか……。それらのデータをAIで分析することで、大体80%の確率で決算後の値動きを当てることができるんです。インサイダーではない、労働管理上のデータ活用ですね。

鷺山はあなたを信頼しきった様子で「お詫びと言ってはなんですが、来週出る〇〇自動車の好決算をこっそりお教えしますよ。ご自身で買ってみてください」と提案します。

あなた

(ふーむ。勧誘される様子もないし、向こうにお金を預けるわけでもない。騙されたと思って買ってみるか……)

結果、〇〇自動車の株はサプライズ決算で上昇。その後も鷺山の予想は的中し続け、なんと3回連続で決算後の動きをピタリと当てたのです。あなたは自分の口座で70万円以上の利益を出し、鷺山の力を確信しました。

【第三章】見えない敵の正体を暴くために

3回連続で実績を目の当たりにしたあなたは、自分から「私でも御社に運用を任せられないか」と頼み込みます。鷺山は渋りますが、やがて「一口3億の壁を越えるために、同じ悩みを持つ嘘田さんという資産家と合同で一口作りましょう」と持ちかけてきます。

相手の正体もわからず、ただ目の前の「実績」に目がくらんでいる今、実はあなたは崖っぷちに立っています。もし、あなたの周囲で同様の投資話が持ち上がっている、あるいは大切なパートナーが不審な人物と接触している形跡があるなら、一度立ち止まってください。

詐欺師は、借用書や振込履歴といった「あなたが安心する証拠」すらも、事前に準備しています。自分だけの力で調べられる情報には限界があります。プロの探偵による徹底した素行調査・背景調査を活用することで、巧妙に隠された「嘘」の尻尾を掴むことができます。取り返しがつかなくなる前に真実を確認することは、あなた自身と家族、そして会社の資産を守るための最強の防衛策となります。

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【第四章】1億円の送金と、消えた二人

あなたは「嘘田さん」と実際に会い、意気投合します。鷺山が提示した「複利運用なら10年で3.4億になる」という夢のような提案に、あなたは1億円の貸付を決意。借用書を交わし、銀行振込で1億円を送金しました。10年後、鷺山とも嘘田とも連絡が取れなくなり、全てが詐欺であったことに気づくまでは、自分は賢い投資をしたと思い込んでいたのです。

【最終章】戦慄の種明かし:伏線回収

ここからは、詐欺師の増田氏(仮名)による解説とともに、この物語に張り巡らされた伏線を暴いていきましょう。

なぜ3回連続で株価を当てられたのか?(最大のカラクリ)

鷺山がAIを使っていたというのは真っ赤な嘘です。手法は驚くほどシンプルでした。彼は同時に8人の社長を騙していたのです。

  • 1回目:4人に「上がる」、別の4人に「下がる」と教える。
  • 2回目:当たった方の4人をさらに分け、2人に「上がる」、2人に「下がる」と教える。
  • 3回目:さらに分ければ、必ず1人は「3回連続で的中した」と驚愕するターゲットが残ります。

あなたが3回連続的中を目撃したのは、単なる確率論の結果であり、あなたが「生き残ったカモ」に選ばれた瞬間だったのです。

なぜ「自分から勧誘」しなかったのか?

人間は自分のひらめきを信用します。鷺山が「投資してください」と言えばあなたは警戒しますが、「あなたは資産が足りないので無理ですね」と突き放されることで、逆に「羨ましい」「なんとか参加したい」と思わされたのです。「自分で閃いた」「自分で頼み込んだ」という事実は、最強の目隠しになります。

「嘘田さん」と「複利運用」の正体

嘘田は鷺山の仲間であり、名前も口座もダミーです(ホームレスから数万円で買い取ったもの)。10年の複利運用にしたのは、事件の発覚を遅らせるため。10年も経てば、監視カメラの映像もクラブの帳簿も全て消え、警察の捜査は不可能になります。

まとめ:自分だけは大丈夫、という過信を捨てる

いかがでしたでしょうか。詐欺師は時間をかけて信頼を醸成し、論理的な理屈であなたを誘い込みます。彼らはあなたの「常識」や「プライド」をエサにします。最新の詐欺から身を守る唯一の方法は、自分の感覚を過信せず、客観的な事実と専門家の調査を重んじることです。

脳を常にクリアに保ち、詐欺師の嘘を見抜く力を養うために、論理的な思考トレーニングを欠かさないようにしましょう。当サイトで紹介している専門書や、思考力を高めるパズル本もぜひ活用してください。

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